怒涛の一週間でした

先日４月３０日の早朝５時前、
夫は朝食後で出勤準備中、
私は洗濯物を干していたその時に電話が鳴りました。

父がずっとお世話になっている介護施設の看護師さんから

「今朝４時過ぎぐらいから呼吸と脈拍が弱くなり
　そのあと心肺停止になって
　心肺蘇生などの処置をしておりましたが
　４時３０分にその…お亡くなりになりました」　と。

狼狽する私に夫は「とにかく落ち着け」と
声をかけてくれて、とりあえず一度会社に行き
事情を話し休暇届を出してすぐ帰宅しました。
まだ眠っていた長男をたたき起こして。

父が亡くなった・・・。



その二日前にも血圧が下がり、呼吸も弱くなっていると
電話があり、私は電車、バスを乗り継いで
実家に行き母に事情を説明した後
タクシーで施設に向かいました。

その直前に同じ連絡を受けた妹が
別の施設での介護職の仕事の合間に
父の元へ行き特別に面会していて
その時の状態を知らせてくれてました。

「もう呼びかけても何の反応もない」

そのことも母に伝えて

「母ちゃん、覚悟、決めてな」

自分にもその言葉を言い聞かせて
施設に到着のあと、担当の方から
フェイスシールドや割烹着タイプの
エプロンを拝借して父のベッドサイドへ。

ほんの２か月前、モニター越しの面会をした時とは
まるで別人のように痩せて横たわる父が
そこにいました。

担当の介護士さんから事情をうかがうも
先に電話で連絡をいただいた時と同じ内容で。

呼びかけて、二人で父に呼び掛けて
手を握り呼びかけて

ほんの少し、反応してくれました。
荒い呼吸の中で確かに反応してくれました。

生前の父に会うのはそれが最後になりました。





新型コロナ感染拡大の影響などや
さまざまな事情から父の葬儀は
今月三日に執り行われましたが
悲しみに浸る間もなく
おととい、昨日は
大型連休の為に長期休業だった
金融機関や役所に足を運んで
あれこれの手続きなどしました。

が、

まーだまだしないといけないことが
山のごとくあって一気には進みませんし

今はまだその忙しさで
落ち着かず心が平静を取り戻せてません。

その時になれば存分に泣けるかな？

そう思う自分の中に

まだ父の死が受け入れられていない
別の自分がいます。


緊急事態宣言が発出されている中、
関東某所に住む次男が
おじいちゃんとの最後のお別れに
帰省してくれたこと、
感謝しかありません。

次男よ、ありがとね。